空撮はドローンが最も得意とする分野です。
これまでの実機と比較して格安で行えることから、近年企業や自治体など活用されているケースは非常に多くなりました。
上空からドローンで地上を撮影し、写真測量を行うことにより、地上の形状を計測することができます。従来の人力での測量と比較しても、現場に立ち入る必要がない、作業時間の短縮などのメリットがあります。また、オルソ画像(ドローンで空から撮影した複数枚の写真を組み合わせて、傾きや歪みを配して正確な位置と大きさに表示されるように補正した「写真」のこと)をCAD平面図を重ね合わせて表示することで進捗確認などに役立ちます。
地上での光波測量で測量するのに比べて早い測量ができます。
※約10分の飛行で東京ドーム1個分(約5万m2)の広さを測量できます。
人が立ち入れない場所や危険な場所の測量も可能です。
自動飛行を行うため、操作ミスによる事故を防ぎます。
測量時間が短縮されるため、人件費の削減に繋がります。
セスナ機などを利用する航空測量に比べて低コストでの測量が可能です。
画像データから点群データを作成できます。
「見えるデータ」を共有できるので、全員が同じ理解で作業を進めることができます。
上空からの測量は航空機でも行うことが可能ですが、ドローンとの違いは、ドローンの方が低空から の撮影ができるため、写真の精度が上がることです。
近くで撮影する方がそれだけ解像度が上がります。
ドローンに赤外線カメラを搭載し、上空から広範囲を一度に撮影することで、太陽光パネルの運用状況を確認し、不具合を発見することができます。
土地測量の際にも活躍します。測量・解析・点検・管理などその時々に応じて対応可能です。
周辺のマップ作成や安全管理など、災害対応に必要な情報を収集することができます。災害によって陸路が通行できなくなっている場合でも、ドローンであれば迅速に情報を収集することができるのです。